目 的
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石油連盟は、本ワークショップにおいて、毎年直近の興味深いトピックを取り上げており、これまでエクソン・バルディーズ号事故(1987)、湾岸戦争による油流出(1991)、ナホトカ号事故(1997)、メキシコ湾原油流出事故(ディープウォーターホライズン、2010)等の大規模油流出事故等、注目度の高い事例を取り上げてきました。またそうした事故から学んだ教訓に基づく流出対応と準備体制戦略について、各専門家からお話を伺ってまいりました。
第13回となる今回は、「油流出対応における新技術と戦略」をテーマに、代替燃料油の流出に伴う問題点や対応の他、新しい潮流測定の方法等についてご講演をいただく予定です。
石油業界がサステナブルな未来へ移行する中で、代替燃料、低硫黄燃料油、バイオディーゼル燃料、液化天然ガス(LNG)そして水素関連製品の生産、輸送、使用がますます普及してきており、そうした燃料の安全な取り扱いと流出の予防が重要になってきております。幅広い種類がある代替燃料とその関連製品(アンモニア含む)は、海洋で流出した場合、原油や従来の燃料油とは異なる挙動を示します。この問題に取り組むには、最新の技術を取り入れた資機材と正しい戦略が必要です。そのためには、適切なソリューションを提供する研究開発にも注視しなければなりません。
今回は、上記の点を含め代替燃料の使用による環境的利益と代替燃料関連製品の流出時に業界が直面する課題に取り組むために行った調査研究について、技術面と組織面の両方から取り上げます。
講師は、Oil Spill Response Limited(OSRL)、ノルウェー沿岸管理局(Norwegian Coastal Administration, Kystverket)、国際石油産業環境保全連盟(International Petroleum Industry Environmental Conservation Association, IPIECA)、(一財)海上災害防止センター(MDPC)からお招きしております。また、MDPCからは、表層流データのない海域において迅速に表層流を測定するため、ドローンを活用した調査研究のお話を伺います。
講演終了後には、参加者と講演者が自由に討議するためのセッションを設け、質疑応答の他、講演で提起された問題の理解を確認し、掘り下げます。
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